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アルゼンチンで大人気「アルファホール」パティシエ直伝レシピを紹介 (WRITER・カレン)

2022/6/23

こんにちは!

ザ・アミーゴスのカレンです!

 

今回はアルゼンチンの代表的な伝統的お菓子、

「アルファホール(Alfajor)」を紹介します。

 

アルファホールは、ドゥルセ・デ・レチェ(この後詳しく紹介)を柔らかいクッキーで挟み込み、周りにココナッツパウダーをまぶした丸い形の甘いお菓子。

(他にも沢山の種類があります)

そんなアルファホール、アラビア語では、「贅沢な」とか「優雅な」といった意味も持つスペイン由来の名前なのだそうです。

 

キオスク(売店)やパナデリア(パン屋)で必ずと言っていいほど見かける、大人気のお菓子。

アルゼンチンはアルファホーレスの最大の消費地なんです!

 

アルゼンチンの人々は、文字通りいつでもアルファホールを食べているそう。

朝食として、コーヒーと一緒におやつとして、そしてディナーの時にも!

 

「アルファホーレス」とも呼ばれることがありますが、こちらは複数形です。

一緒に覚えてみてくださいね!

 

アルゼンチンのアルファホールの人気ブランドも一緒にご紹介します。

 

■Jorgito(ホルヒート)

Jorgito(ホルヒート)は最も人気のあるブランドの一つ。

アルゼンチン人の人々の多くが食べて育ったと言われているブランド。

パッケージにあるニッコリ顔のマークが可愛くて、親しみやすいのも特徴です。

 

■Havanna(ハバナ)

Havanna(ハバナ)は、アルファホールとチョコレートを専門に取り扱うカフェテリア。

アルゼンチンの象徴的で人気のあるブランドです。

現在、ラテンアメリカとヨーロッパに270以上のカフェテリアがあり、12カ国で展開中。

観光客へのお土産に最適なんですよ!

 

■Cachafaz(カチャファス)

Cachafaz(カチャファス)は、最近、高級ブランドととして注目されており、最も高価なものの一つ、なんて言われています。

茶色や金色の高級感あるパッケージがクラシックな印象。

贈り物にも喜ばれそうです。

 

3つともアルゼンチンのブランドのため、まだ日本ではなかなか見かけることができないですよね。

そこで、ご自宅でオリジナルのアルファホールを手作りしてみてはいかがでしょうか!?

 

今回、なんと、パティシエの先生から直々に教えていただくことができました!

ザ・アミーゴス情報局を見てくださっている方だけに、特別!

レシピを詳しくご紹介します。

 

まずは、中に挟む

ドゥルセ・デ・レチェ※」の作り方から!

※ドゥルセ・デ・レチェ(dulce de leche)は、固体または液体キャラメルラテンアメリカの伝統的な糖菓である。砂糖を入れた牛乳をゆっくりと加熱して作る。

参照: ドゥルセ・デ・レチェ - Wikipedia

  

缶のコンデンスミルクを缶のままお湯の中に入れて蓋をし、弱火で4~5時間煮詰める。

コンデンスミルクは、ザ・アミーゴスでも人気のネスレMoça(モーサ)がおすすめです。

 

 

1時間ごとに蓋をあけて水が少なくなっていたら足してください。

缶が丸ごとお湯の中に浸かっている状態をキープします。

頭が出ていたりすると、ムラができてしまいキレイな色にならないので注意。

冷ませば、完成!

開けると、クリーミーなキャラメル色になっているのです!(不思議!)

 

いよいよアルファホールのレシピです!

 

■材料(約25個分)■

・直径6センチほどの丸いクッキー型を用意(6センチ以下でも大丈夫)

・バター200g

・粉砂糖150g

・コーンスターチ300g

・薄力粉200g

・卵黄3つ

・コニャックまたはブランデー(お酒)のどちらか大さじ2

・ベーキングパウダー小さじ2

・重曹小さじ1/2

・バニラエッセンスまたはバニラエキス小さじ1

・レモンの皮をお好みの量

・ドゥルセ・デ・レチェ500g

・ココナッツパウダー100g

 

■作り方■

 

① バター、粉砂糖、レモンの皮をクリーム状になり白くなるまでよく混ぜる。

その後液体の卵黄、コニャック(またはブランデー)、バニラエッセンスを加えて数分混ぜ続ける。

 

② 次に粉物のコーンスターチ、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹を別のボウルでよくきって混ぜる。

混ぜ終わったら1の生地に加える。

2~3回に分けて混ぜるとやりやすい。

 

③ 固形になった生地を冷蔵庫で30分以上2日以内寝かせる。

(時間が長いほど良い。また、寝かせるときはフィルムでよく包む)

 

④ オーブンを175~180度で予熱する。

一方、寝かし終わった生地の表面に薄力粉をまぶすかフィルムをかぶせて、厚さ5mm程度になるようにめん棒で均等に伸ばす。

(定規を2つ両脇に置き、高さを一定にするときれいに仕上がる)

 

⑤ 天板にクッキングシートを敷き、型を抜いた生地を並べる。

(少し膨らむのでくっつかないように交互に)

予熱し終わったオーブンで15分焼く。

ただし茶色く色を付けないように時間を調節する。

白い状態が一番きれい!

 

⑥ 焼きあがった生地は柔らかく割れてしまいやすいので、注意!

優しく扱いながら大きさが対になる生地を探してペアにしておく。

マカロンのように片方の生地の内側にドゥルセ・デ・レチェをチューブの容器に入れて絞って、もう一つを上からかぶせる。

ドゥルセ・デ・レチェが少し回りからはみ出すまで均等な強さで優しく押し、はみ出したところをスプーンで生地の横表面に塗り、ココナッツパウダーをそこにまんべんなくつける。

 

⑦ 完成!!

ですが…一晩経ったアルファホールが一番おいしい!

アツアツの出来立ても、私は好きなんですけどね。

生地や中に挟むもの、外につけるものもお好きなようにアレンジもできます。

ぜひ試してくださいね。

 

ちなみに、最初に作るドゥルセ・デ・レチェですが、

「4~5時間も煮ている時間がない!」

「そんな大きなお鍋は持ってない!」

という方も、大丈夫!

ザ・アミーゴスには出来上がったものも売っています!

お手軽です。

朝食の食パンに塗ってもおいしいですよ。

 

 

 

本格ドゥルセ・デ・レチェなので、

ザ・アミーゴスでも本当によく売れている隠れた名品なんです。

 

アルファホールには、マテ茶がとっても良く合います。

カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル分が豊富なアルゼンチンの大人気なお茶。

「飲むサラダ」なんて聞くだけでヘルシーな呼ばれ方もしています。

ザ・アミーゴスでも人気のマテ茶はこちら

 

 

ぜひアルファホールとマテ茶で、アルゼンチンのティータイムを過ごしてみてくださいね!

Adios, mis amigos!

 

参照:

■ matero – WHAT ARE ALFAJORES? 

■ Jorgito(ホルヒート) 

■ Havanna(ハバナ)

■ Cachafaz(カチャファス)

■ ドゥルセ・デ・レチェ - Wikipedia

 

更新:2022年6月23日

WRITER : カレン

編集:田中