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ブラジルの台所に欠かせない醤油 (WRITER・よしの)

2021/6/24

Olá, gente! Tudo bem?

みなさんこんにちは!

ザ・アミーゴスの、よしのです!

 

今日は、和食に欠かせない調味料No.1の「しょうゆ」をテーマにお話しします!

醤油とラテンアメリカの食に繋がりがあるの?!

と驚いた方も多いでしょう(笑)

 

醤油は、日本の台所には必ずありますが、ブラジルやペルーでもなくてはならない、人気の調味料なのです。

しかし、日本で使われている醤油と、ラテンアメリカで使われている醤油は、味・見た目が大きく異なります。

一番大きく違うのは、これ。

日本の醤油は、原材料に大豆と小麦が使われているのに対し、ラテンアメリカの醤油には大豆に加えて、「とうもろこし」を使用しているところです。

とうもろこしを使っているので白っぽい色になりそうなところですが、砂糖から作られるカラメル色素によって日本の醤油よりも黒っぽい色なのです。

 

なぜ醤油が人気になっていったのでしょう?

それは1908年以降にブラジルに渡った日本人たちの存在です。

ブラジルでは1888年に奴隷制度が廃止。

労働者不足が深刻になり、日本からの移民を受け入れることになりました。

また、戦後人口増加と食糧難から多くの日本人がブラジルに「技術移民」として渡りました。

ブラジルに渡った彼ら、やはり母国・日本の味が恋しくなります。

“saudade(サウダージ、意味:郷愁)” を感じないわけがありません!

移民の彼らが、ブラジルの素材を使って醤油の味を再現できないか、と試行錯誤して作った醤油。

それが現在の、「とうもろこしの醤油」なのです。

 

ブラジルで最も有名なのが、「サクラ醤油」

日系人が経営する企業Sakura Nakaya Alimentos Ltd.の人気商品です。

ブラジル人の味覚に合うように、日本の物よりも塩分が多く含まれています。

「ブラジルの味」に慣れている日系人以外の人々にも人気の商品です。

ブラジルでは、お寿司や和食の味付けや、アマゾンや南部の田舎でもブラジル風ヤキソバ、スープの味付けに使われています。

 

現地の人々はポルトガル語で、

Molho de soya (モーリョ ジ ソーリャ:大豆ソース)

とか、

Molho Shoyu (モーリョ ショーユ:醤油ソース)

などと呼んでいます。

 

なんだかブラジルの食卓にも、日本的な香りがしますね。

 

ペルーも日系人が多い国です。

ブラジルに次いで二番目に多い国なんですよ。

ペルー料理といえば、魚介に玉ねぎなど加えたマリネ「セビーチェ(Cevivhe) 」が有名です。

ペルー版お刺身、といった感じです。

マリネ液に醤油も使ったセビーチェも人気だそうです!

日本の刺身と醤油にも少し通じるところがありますね。

 

ペルーでは、みなさんお馴染み「キッコーマン」を真似て日系人が作った、その名も「キッコー醤油」が国内シェアNo.1の大人気です。

 

アメリカや欧米でも、テリヤキブームで醤油への人気が高まっているそうです!

 

ザ・アミーゴスでは、サクラ社とキッコー社2種類の醤油を販売中!

他ではなかなかお目にかかれない「異国の醤油」、ザ・アミーゴスで試してみませんか!?

 

Tchau tchau!

 

 

<参考文献>

日本貿易振興機構(JETRO)ブラジル日本食品消費動向調査 2012年12月

https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07001153/br_japanese_food_survey1.pdf

Museu do Molho shoyu Kikkoman キッコーマン醤油博物館

https://www.kikkoman.com/en/shokuiku/soysaucemuseum/making/index_pt.html

Sakura Nakaya Alimentos Ltda サクラ醤油

(http://www.sakura.com.br)

 

更新日時:2021年6月24日

WRITER : よしの

編集:田中